ファミコンのAV出力化改造(基板製作編)

その他

ニンテンドー クラッシックミニ ファミリーコンピュータ
2016年に発売され、¥6458円と魅力的なお値段でしたが品薄で買えず。。。
転売屋さんから購入するのはシャクなので…
どうしようか迷っていたら、任天堂さん再販を決めてくれましたね。
2018年中には再販?まだ未定っぽいですが…
↓再販確定、2018/6/30発売です♪
 2018/6/2現在、定価で予約購入可能です。

by カエレバ

そんなこんなで情報を集めいていたら、嫁から、ファミコンならウチにあるよ!だって。




あるものは使わなきゃ!
とは思ったものの、本体とソフト、そしてACアダプタしかない。
テレビに繋ぐRFスイッチなるものが見つからず、ファミコンできないじゃん。。。

よく考えたら、RFスイッチがあったとしてもアナログテレビの1CH/2CHでしかプレイ出来ない訳で。
ちょっと調べたら、ビデオ信号、音声信号を取り出すことができるAV出力化改造が目に留まりました。
面倒だけどやってみましょう。

部品の準備から。
配線適量
4極ミニジャック
抵抗180Ω×3個
抵抗2.2kΩ×2個
抵抗15kΩ
抵抗27kΩ
抵抗100kΩ
トランジスタ2SC1815×3個
電解コンデンサ16V10μF×2個
ユニバーサル基板
ファミコン~テレビ間ケーブル

抵抗は、1/8W以上(1/8W・1/6W・1/4W・1/2W・1W等々どれでもOK)
電解コンデンサは、写真に写っていませんが必要です。

とりあえず秋月電子とAmazonに注文した部品が揃ってから製作開始。

↓ハンダ付け不要で簡単に取付できる完成基板もあるんですね



回路は、いろんなネット上の情報を元に、上記のような回路図…
自分で分かりやすいように書き直し。
信号線のシールド?知らねぇよ(笑)な回路なので、いろいろと問題もあるかもしれません。
参考にされる方は、必ず自己責任で!
この図を描くのが、この記事で一番時間がかかったところ(;’∀’)

トランジスタ3個と、電解コンデンサ2個、そして抵抗で簡単な回路です。
でも、ちゃんと整理してから始めないとねーとか思っていたのに(笑)



まずは、ファミコンとテレビを繋ぐケーブルのピンアサイン(配線の内容)から確認。
この4極プラグは、規格が統一されていないようですのでこの既製品ケーブルのピンアサインに合わせて製作します。

ピンアサインは、図の通り…いつものテキトー手書きで申し訳なし。
それに合わせて、ファミコン側に取付する4極ジャックのピンアサインを決めていきます。
これも図の通りとしました。



先に図を描いたので、それに合わせて配線を取りつけします。
こんな感じ。
やはりこの大きさのジャックに4極の端子があると、結構密集していますね。

規格が統一されていないとは言え、唯一金メッキされている端子が
ちゃんとVIDEOに当たっているので、一応はこれがスタンダードなピンアサインなんでしょうか。



配線をハンダ付けしました。

一応、イメージに合わせた配線色としました。

VIDEO=黄
AUDIO白(L)=白
AUDIO赤(R)=赤
GND(アース)=黒



さて、回路製作に入ります。
一応、トランジスタ(2SC1815)のピンアサインから。

この向き(底面からみたところ=ボトムビュー)で平らな方を上に向けると
左から
エミッタ(E)
コレクタ(C)
ベース(B)
となります。

回路図では、右側に書いた図の通りです。



こんな感じで基板の切れ端に差し込んで組み始めました。
後で発覚しますが、AUDIO:赤用が一番回路が複雑でスペースを使います。
対してVIDEO用は一番簡易な回路なのでスペースが要りません。

全体的にトランジスタを基板の左側に寄せて配置する方が楽に組めそうです。



基板の裏面です。
当然ですが、基板の表面とピン配置が逆になるので、間違えないように注意して組んでいきます。




全部の部品を配置したところ。
…ね、左側がスカスカ。
右側がギッチリでしょ(笑)



別の角度で基板を見たところ。
シンプルな回路 ゆえ、考えずに作るとこうなる、的な悪い例っぽい( 一一)



基板裏面はこんな感じ。
無計画に作っても、一応形にはなってますw



ファミコンの基板に繋ぐ、ファミコン基板からの信号入力配線を先にハンダ付けしておきます。
ここも、イメージに基づく配線色としました。

製作した基板への電源供給配線(オレンジ色)も含めて
5本の配線をハンダ付けしておきます。



テレビに繋ぐ配線を差し込む4極ジャックを取り付けします。
ファミコンの背面に8mmの穴を空けて…

↑これを使いました。
ステップドリル(通称タケノコ)もAmazonで買うと超安いっすね
届くのに時間かかりますが、これで十分使えます。



簡単にきれいに穴が空くなーと感動していたら…



こんな風に配線を通して固定しようとしたら、内部のプラスチックに当たって取付出来ないという無計画さ。。。
子どもに、余計な穴を空けたと責められることに(笑)



仕方ないので、背面の穴は無駄な穴として放置。
近くの側面(Ⅰコン側)に、同じ8㎜の穴をステップドリルで空けて取付。



内部はこんな感じ。
割と奥行きのある4極ジャックなので、結構ギリギリでした。

ちなみに、今回改造に使ったファミコンの基板の型番は、
HVC-CPU-05
です。

ファミコンのAV出力化改造(信号線接続編)へ続く



コメント

  1. rec より:

    はじめまして。

    こちらのサイト参考にさせていただいています。

    一つ質問なのですが、オーディオ出力(赤)のコンデンサの+側が
    回路図ではアースに接続されていますが、基盤の写真ではトランジスタの
    コレクタ側~100kΩ~2.2kΩのところに接続されているように見えるのですが、
    実際はどうなんでしょうか?

    • tacoma より:

      コメントありがとうございます。
      正直なところ5年ほど前に実施した内容ですので忘れてしまっています。
      確かに基板の写真を見ると、おっしゃる通り、コンデンサ+側がエミッタではなく
      コレクタに接続されているようにに見えます。

      回路完成後の動作は問題無かったのですが…

  2. rec より:

    返信ありがとうございます。

    そうなんですね。
    動作に問題ないようならこちらを参考にさせていただいて
    作成したいと思います。

    ありがとうございました。

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