曇って黄ばんだ 古いヘッドライトを研磨、コーティング【16年目のL880Kコペン】

コペン

納車より、16年を経過した、我が家のコペン。
16年間青空駐車ですので、ヘッドライトにはくもりが。
ポリカーボネート樹脂を称したヘッドライト特有の症状で、紫外線によりライト表面のコーティングが劣化。
ところどころ剥がれたり、黄ばんだりすることにより起こるそうです。
市販のコーティング剤を使って研磨、再コーティングしてみます。


 


↑手順は動画にしてありますので、是非見てください。
 チャンネル登録もよろしくお願いします。


 


16年も経てば、いろいろ劣化もありますよね。
ヘッドライトも例外ではなく、表面がカサカサしています。
透明感が失われて、すりガラスのような状態になってしまっています。


 


場合によっては、このくもりが原因でライトの光量が足りなくなり、車検に通らない事も起きてくるようです。
アップで見ると、表面のコーティング?がぶつぶつになっているのが分かります。


 


遠目に見ても、レンズが曇っているのが分かります。
市販の、コーティング剤を購入して、手順に沿ってやってみる事にしました。


 


購入から施工まで、半年以上。。。
同じ商品は購入できないようですが、同じメーカーの新商品が耐久性向上して発売されています。

ヘッドライトコート キット以外に準備したのは、
・水を入れたバケツ
 本当は水をかけて洗い流す手順だけど、水拭きするだけで手抜き!
・タオル2枚(水拭き用と、から拭き用)
18㎜幅のクルマ専用マスキングテープ


 


キットの中身はこんなの。
説明書も、A4用紙に両面印刷の簡単なものですが、必要十分で迷う事もありませんでした。


 


 


中身の詳細はこんなのでした。
コーティング剤以外は、他でも入手できそうですが…
まぁ、必要なモノが揃ってキットになっているのは便利ですよね。

・コーティング剤(A液)
・コーティング剤(B液)
・マスキングテープ(幅15㎜)
・研磨用 耐水ペーパー(粗磨き用#2000)×2枚
・研磨用 耐水ペーパー(仕上げ磨き用#6000)×1枚
・研磨パッド
・塗布用スポンジ×2個


 


説明書によると、最初にヘッドライトを良く洗浄する、とありますが…
洗車できる環境も、時間も無いのでタオルで水拭きするだけで済ませました。
結果、特に問題無かったですが、自己責任で。
水拭きした後、乾いたタオルで拭き取っておきました。


 


この後、耐水ペーパーでヘッドライトを研磨していきますが、周囲の塗装を痛めないように周囲をマスキングします。
クルマ専用のマスキングテープを別で準備しましたが、添付のモノで十分かと。
特に必要なかったと思えます。


 


ぐるっと一周、マスキング。
研磨パッドと一緒に耐水ペーパーを持って研磨するので、マスキングは意外に狭い範囲でも大丈夫な気がします。
でも、塗装を傷付けると面倒だし ヘコむのは自分なので…念入りに。


 


この研磨パッドとは、硬質スポンジのブロックです。
これに、耐水ペーパーを巻いて…一緒に持って研磨します。
簡単だけど、思ったより使いやすく、持ちやすく、力も入れやすかったです。


 


こんな感じ。
先に、粗磨き用の、#2000番を使います。
耐水ペーパーは十分に水に浸してから使います。


 


粗磨き用のペーパー(#2000)は、ヘッドライト表面が削れる感触と共に、削りカスが出てヘッドライト表面が白く濁って行きます。
ヘッドライト表面が濡れた状態だと、劣化してできたブツブツが見えにくくなるので、磨き残しが無いように全体を良く研磨します。


 


磨き終わったら、濡れたタオルで良く拭き取って削りカスを取り除きました。


 


次に、仕上げ磨きします。
目の細かい、#6000番の耐水ペーパーで磨きます。
#6000番のペーパーは、1枚で左右両方のヘッドライトを磨きます。


 


同じように、研磨パッドに巻き付けて磨いていきます。
#6000番で目が細かく、あまり削れている感覚は無く、ツルツルと表面を撫でているような感じです。
それでも、磨き残しの無いように全体をよく見て研磨しました。


 


あまり削りカスも目に見えて出ていませんが、濡れたタオルで拭き取り。
更に乾いたタオルで良く拭き取り、乾燥時間を短縮。

※本来、水洗いして、良く乾燥させる手順が説明書にあります。自己責任で。


 


乾燥させつつ、コーティング剤を混合します。
ビンに入っている、B液のフタを開けて…


 


シリンジ(注射器)容器に入っている、A液を全部入れます。
どちらもサラサラとした液体でした。
A液:6ml
B液:6.2ml の表記がるので、計12.2ml のコーティング剤が出来ます。


 


ビンを5回以上振って混合液を作りました。
ビンなので、振った拍子に投げないように…


 


出来上がった混合液を、A液が入っていたシリンジで2ml 吸い上げます。
コペンのように、少し小さめのヘッドライトなら、もう少し少なくても大丈夫そうですが…


 


塗布用スポンジのガーゼ部分に、コーティング剤を染み込ませます。
最初は少々弾く感じで染み込みにくく感じましたが、塗り付けるようにするとだんだん馴染んで染み込みました。


 


『この作業で一番難しそうだ』と思っていた作業に差し掛かります。
ヘッドライトにコーティング剤を塗ります。
実際にやってみると、それほど難しくなかったです。

・最初に上端を塗る
・上から下に向けて、全体を塗る
・最後に、下端を塗る

この工程を、約40~60秒で!と説明書に記載されていました。


 


コペンの場合は、丸いライトなので…どこが上か良く分からないけど…
上端を塗って…
上から下に向けて全体に塗って…
下端を最後に。

塗りムラやスジになるのかな…
そう思っていましたが、そんなことは無くて案外簡単に塗れました。
すいすい塗るだけですので、40秒~60秒なんて全くかかりませんね。
もしも、気泡やムラが出来たら、軽く塗り直しても良いかと思います。


 


約3分の乾燥時間を経て…
実際の作業時には、この間に反対側のヘッドライトに1回目のコーティングを塗りました。

2回目のコーティング剤を塗ります。
同じ量、2ml のコーティング剤を塗布用スポンジに染み込ませて…
2回目は、最初のコーティング剤が染み込んだ所に追加するので、タップリのコーティング剤になりました。

小さなヘッドライト(約20×20cm以下)の重ね塗りは混合液を1.5ml に減らすようにと説明書に記載があるのに後で気づきました。。。


 


同じように、上端→上から下に全体→下端 の順でコーティング。
2回目の方がコーティング剤が多いからなのか?
とてもムラになりやすく、スジも目立つ。
更に細かい気泡も出来てしまいました。
何度か、塗り直す感じで手直しして…
それでも、良く見るとムラになっているな…と思いつつ完了。

塗った直後は乳白色の液が見えますが…


 


すぐに乾燥して透明に。
少々気になった、ムラやスジも透明になれば分からなくなりました。
それほど気にする必要はないのかな、と思います。


 


コーティング2回塗り後のヘッドライト表面です。
予想よりも、かなりキレイ。
透明に戻り、嬉しいですね!


 


30分以上乾燥させてから、マスキングテープを剥がして、完了です。
※施工後1週間は洗車をしないようにと注意書きがありました。


 


反対側のヘッドライトでも同様に作業しました。


 


作業前後の比較です。
【研磨・コーティング作業前】


 


【研磨・コーティング作業後】
ぱっと見で、明らかに眼力が戻っていて、クルマ全体も明るくキレイに見えます。
思ったよりも簡単に、安価なキットでキレイになるなら…もっと早く施工すべきでしたね。

後で思うと、コーティング剤はまだ余っていたので更に重ね塗りで3回施工する事も出来たなと。
コーティング剤の出来上がり量は12.2ml ですので、2ml→1.5ml→1.5ml を左右施工しても10ml ですので足りただろうな…

あとは、この状態がどれくらい持続できるのかが問題です。
今回のキットでは1年持続との事ですので、2023年10月くらいまで持てば合格、って感じかな。

作業時間は左右で研磨~コーティングまでやっても、1時間あれば終わるでしょう。
作業は自己責任で!おススメです。


 

Amazonギフト券 チャージタイプは現金で残高追加するたび
ポイントが貯まる 通常会員は最大2.0% プライム会員は最大2.5%
※1回で5,000円以上を注文し、
「コンビニ・ATM・ネットバンキング払い」を選択して注文確定してください。

1回のチャージ金額通常会員プライム会員
90,000円~2.0%2.5%
40,000円~1.5%2.0%
20,000円~1.0%1.5%
5,000円~0.5%1.0%

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました