【C27/C26セレナ】大失敗!?オイル交換&オイルフィルターDIY交換作業

セレナ(C26)



↑作業手順はすべて動画にしてあります。
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C27セレナの、オイルとオイルフィルターをDIYで安く交換しました。
C26セレナでも、全く同じ手順で交換作業可能です。

まずは、車両の下にあるドレンボルトやオイルフィルターにアクセスするため
クルマを持ち上げる必要があります。

ジャッキアップしてジャッキスタンド(ウマ)をかけるか、カースロープに載せます。
先日子どもに自作させた、カースロープを活用。
前進で載せると道路にハミ出してしまうので、バックで載せました。
木製カースロープの作り方はこちら


 


バックでカースロープに載せたら、ちょうど駐車場のストッパーに当たるように調整。
そして、後輪の前にカーストッパーを。
スロープに載った状態で、クルマが前にも後ろにも動かないようにしました。


 


クルマのフロントバンパー下から見るとこんな感じ。
スロープの高さは、約96ミリですが、十分なスペースが確保できています。
クルマの下に入っている時にクルマが動くと死ぬかも知れませんので…
安全対策は自己責任で万全に行ってください。


 


エンジンルームを確認します。
赤丸部分が、オイルレベルゲージでエンジン内のオイルの量を確認するモノ。
青丸部分が、オイルフィラーキャップで、オイルを注入するところです。


 


オイルレベルゲージを引き抜いて、交換前のオイル量を確認します。
上方向に真っ直ぐ引き抜きました。

オイル量の確認方法は、以下の通りです。
以降、同じ手順で何度も行います。
1.引き抜いたオイルレベルゲージの先端に付いたオイルをウェス等でキレイに拭き取る
2.オイルレベルゲージを元通りに差し込む
3.もう一度オイルレベルゲージを引き抜く
4.先端に付着しているオイルが「L~H」のどこにあるかでオイル量を判定する


 


オイルレベルゲージの先端はこんな形です。
左側の「L」と書かれた部分の右側に開いている穴、ここがオイル量の下限
右側の「H」と書かれた部分の左側に開いている穴、ここがオイル量の上限です。
実際のオイル量は、オイル上限より少し少なめで適量入っていました。


 


オイルフィラーキャップを開けます。
オイルを抜いた後で、ここが開かない!とハマる方も居るようですので
必ずオイルを抜く前に開けて置くようにします。


 


オイルフィルターを交換するには、エンジンの下にあるアンダーカバーを外す必要があります。
この画像は、右前輪の前あたりから、助手席側を見上げる感じで撮ったものです。
○を付けた9カ所に、同じ形状のクリップ9個が付いていますので外します。
青丸の真ん中のクリップを最後に外すと良さそうです。


 


クリップの取外し方法はコレです。
頭の部分だけをマイナスドライバーなどで持ち上げてから、全体を引き抜けば外れます。
取付時は、頭の部分を浮かせたまま差し込んで、最後に頭の部分を押し込んで固定です。

クリップは劣化して割れてしまう事も多いため、
予備↓を用意しておくと安心です。
プラスティリベット (日産車用)


 


外れたアンダーカバーはこんな形状でした。
最初に赤丸4個、次に緑丸2個、最後に青丸の左右、
最後に青丸の真ん中(黄色矢印)クリップを最後に外すと、バランスが取れて良さそうです。


 


アンダーカバーが外れたクルマ側はこんな感じです。
赤で囲った部分がエンジンオイルが溜まる「オイルパン」
赤矢印の上辺りに、オイルフィルターがあります。


 


赤囲いがオイルパンです。
青囲いがオイルフィルターで、車両前方に突き出して付いています。
黄色矢印にチラ見えしているのが、オイルを抜くためのドレンボルトです。


 


右前輪の後ろ辺りから撮るとこんな感じに見えます。
赤丸がドレンボルトで、車両後方に向いています。
このボルトを外すとオイルが車両後方に向けて出て来ます。
廃油処理箱をオイルの噴出方向を予測して こぼさないように設置しておきました。


 


ドレンボルトを外しますが、その前にオイルパンに触れてみて中のエンジンオイルが熱々ではない事を確認しておきます。
ドレンボルトを外す際にオイルに触れる可能性が高く、熱々だとヤケドしてしまいますので。


 


ドレンボルトを外します。
普通の激安レンチ(14mmが適合)で回してみようと試みましたが、回らず(非力なので)
今回も自己責任で、柄の長いトルクレンチで緩めました。
トルクレンチは本来締める専門ですので…
でも、柄が長いので簡単に緩める事ができました。
工具で少し緩めたら、あとは手で外せました。
ボルトが外れそうになったら、オイルパンに押し付けるような感じにしておいて…
ボルトを持った手を、サッと よける感じにしました。


 


ドレンボルトを外すと、ドバーっとオイルが出て来ます。
ドレンボルトは、落とさずに外す事が出来ました。
上手く行ったとは思いますが、手はオイルで汚れました。


 


オイルを抜きつつ、オイルフィルターを外します。
オイルフィルターは手で外せないようなので、専用の工具を使いました。
こんな工具で外れるの?ホントに必要なの?って思っていましたが、
コレは無いと進まないですね。必須と思います。


 


オイルフィルターを輪っかの中に入れて、
反時計方向に回すと、緩める事ができました。


 


緩んできたら、手で回す事ができますが…
当然、中にあるオイルが垂れてきます。
本来なら、この状態でしばらく待ってオイルを排出させるのですが…


 


なぜか慌ててフィルターを外そうとしてしまうという大失敗。。。
何で気づかなかったのか…
おかげでオイルまみれになる事に。


 


外れたフィルターはこんな感じ。
まだオイルが垂れてきます。


 


オイルフィルターが外れたクルマ側はこんな感じです。
赤丸がフィルターの付いていた部分。
青で囲った所から、オイルが垂れてきますので、廃油処理箱で受け止めます。


 


ここで、オイルが抜けたか確認します。
先ほどと同じ手順で確認すると…オイルレベルゲージに全くオイルが付きません。
完全にオイルが抜けている事が確認出来ました。
また、抜けたのは「間違いなくエンジンオイルだった」と確認もできました。
緩めるドレンボルトを間違えると、トランスミッションオイルを抜いてしまった!
なんて失敗もあるようですので注意です。


 


新しいオイルフィルターを取付していきます。
取付前に、黒いゴムパッキン部分にオイルを塗っておきます。
オイルを指に付けて、くるくるヌリヌリでOKです。


 


オイルフィルターの取付です。
逆の手順で、時計周りにフィルターをクルクル回して取付しました。
最初スムーズに回らず、引っかかるような感じだったので何度か戻しつつ、
変な向きで無理に噛みこませることの無いように注意して行いました。
力は要らずにスルスルと回ります。

締め込み具合は、「フィルターのパッキンが車体に触れてから2/3回転締める」です。
聞くと難しそうですが、パッキンが車体に触れたのは良く分かりますし
2/3回転締めるのも、片手でギュッと締めるとだいたい2/3回転で案外簡単でした。

フィルターの取付が終わったら、アンダーカバーを元通り取付しました。


 


ドレンボルト(ドレンプラグ)も取付します。
ボルトは流用してパッキンのみ交換する方法もありますが、今回はボルトもパッキンも交換しました。
購入したドレンボルトには、パッキンも付属していました。


 


垂れているオイルを拭き取りつつ、手でドレンボルトを取付。
14ミリのレンチで軽く締め付けします。


 


あとは、トルクレンチで規定値で締め付けします。
24.5Nm(ニュートンメートル)が規定値だそうですが、トルクレンチの最小締め付け値が28.0Nmでした。
トルクレンチを良く使う、ホイールナットの締め付け規定値(103~110Nm)よりもかなり軽い力でトルクレンチが「カチンッ!」と動作するので…
動画を参照頂くと分かる通り、締め過ぎました。
締め過ぎると、オイルパンの方のネジ山を壊す原因となりますのでくれぐれもご注意を。


 


オイルをオイルジョッキに注いでいきます。
4Lのジョッキを使っていますが、2Lくらいの小さいものでも良いような気がします。
オイルは「0W-16」と言う粘度が指定になっていますので、それを購入しました。
オイルは指定以外のモノも使えるようですが、小生は詳しくないので指定銘柄を使います。


 


オイル注入口に、ロートを設置しました。
11cmのロートを準備していましたが、とっても座りが悪いです。
何とか設置してみても、斜めってます。。。
もうこれでやるしかなく…
エーモンから出ているロートとかなら上手く行くのかもしれません(未検証)


 


そーっとオイルを入れていきます。
粘度の低い、水みたいなオイルですので、気を付けないと「ジャバっ!」と急に出ます。

オイルを入れる前に、
・ドレンボルトは締めたか
・オイルフィルターは取付したか
は確認しましょう。

※オイルを入れる時の注意※
入れ過ぎない事!
オイルレベルゲージで「LとHの間」にあればOKです。
足りないのも問題ですが、入れ過ぎると抜くのが大変です!


 


オイル量を良く確認しながら、落ち着いてオイルを入れました。
※もう一度言います。入れ過ぎないように!

車両の説明書を参照すると、オイル量は
オイルのみ交換……………………3.6リットル
オイルとオイルフィルター交換…3.8リットル
と書かれていますが、これだけ入れると入れ過ぎます。

今回、フィルターと同時交換で3.6~3.7リットルの間でした。
オイル交換作業で一番難しいのは、注入するオイルの量だと思います。


 


オイル量を良く確認してみて、良いようならオイルフィラーキャプを締めます。
オイルレベルゲージも確実に取付して、確認!OKです。

・ドレンボルトは締めた?
・オイルフィルターは取付した?
・アンダーカバーは取付した?
・オイルの量はOK?
・オイルフィラーキャップとオイルレベルゲージは戻した?

いろいろ確認して、本当に良ければエンジンをかけて
オイルの警告灯などが点灯しない事を確認。


 


廃油を受け止めた処理箱はこんな感じ。
処理箱の説明に沿って、可燃ごみとして処理しました。
オイルフィルターは十分にオイルを抜いてから 不燃ごみとして処分。

作業にかかった時間は、動画や写真を撮りながらで約2時間!かかりすぎ!
作業だけなら、30~40分くらいですかね。

【今回使ったモノリスト】
カースロープ   約4000円…自作方法はこちら
タイヤストッパー (安全対策!)
ウェス      (使い捨て)
スパナセット   激安ですが、もう少し長い方がイイかも
トルクレンチ   タイヤ交換にも超便利
廃油処理箱    (4.5リットル程度)
オイルフィルターレンチ (55~75φ用)
オイルフィルター (AY100-NS004)
ドレンボルト   (ドレンプラグ B22)
オイルパッキン  (DP22)パッキンのみ交換の場合
ロート      (リンク先はエーモン製にしました)
オイルジョッキ  (4リットル)
オイル(0W-16)  (4リットル)今回使ったもの(約)
オイル(0W-16)  日産純正ストロングセーブX(約4000円)

ちなみに、C26セレナでも同様の手順でオイル&フィルター交換が可能です。
違いは、オイルの粘度指定が 0W-20 であるところですかね。

参考にされる方は、自己責任でケガなど無いように確実な作業を!
交換時の走行距離:35989kmでした。


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