ステアリングスイッチの取外しを経て
やっと、ステアリングスイッチの打ち換えに着手します。
クルマから外して来たステアリングスイッチを分解します。
この写真は、ステアリング右側のスイッチです。
緑丸のネジ4本を外してフタを開けたら、白いコネクタの赤で囲った部分を押しながら左方向に引き抜きます。
パカっと。
C26の時は、ステアリングスイッチはパナソニック製でしたが、今回はvaleo製です。
基板を外してみると…
ゴムのシートがくっ付いていましたが、乗っかってるだけなので簡単に外せます。
基板とご対面。
思ったよりも多く、9個のチップLEDが付いていました。
2012サイズ×9個です。
基板には極性の表記は有りませんでしたが、チップLEDに緑色のカソード(マイナス)マークがあるので簡単に判別可能です。
同様に反対側、右側のスイッチも分解。
こちらは、左と比べると少なく、合計5個。
2012サイズ×4個
プロパイロットスイッチの裏側に当たる白丸部分には、他と違う大きなLEDが。
こちらは、実測で1.86×2.46㎜でした。
LEDに切り欠きがある方がカソード(マイナス)です。
打ち換えるなら、3020サイズでしょうか。
一応、LEDの発光色を検証。
2012サイズは、全てオレンジ色(アンバー)でした。
LEDテスターがあると便利です
プロパイロットスイッチのLEDだけは、白色でした。
ここはプロパイロットスイッチの方に青い着色がなされているため、打ち換えても色が反映しにくいので残します。
LEDを取り外ししたところ。
新しいハンダを多めに追加しながら、両方の端子を素早く温めてLEDをハンダの中で泳がせるようなキモチで外します。
決してチカラで外してはいけません。基板のパターンが剥がれる可能性があります。
失敗したら、一度ハンダを吸い取り線などで除去して、もう一度新しいハンダを追加してやり直します。
エアコンパネルの時の動画ですが、やり方は変わりません↓
余分なハンダは、吸い取り線や吸い取り器で一度完全に除去します。
古いハンダが残っていると、ハンダ付けが上手く行きません。
吸い取り線で、ハンダを吸い取ったところ(赤囲い)
全てのLEDの端子のハンダをきれいにします。
その後で、新しいハンダを片方の端子だけに少し盛ります(予備ハンダ)
取付する、新しいチップLED(2012サイズ:白)をピンセットで挟んで固定しながら、予備ハンダを溶かして取付したい位置で保持します。
もちろん、LEDの向き…極性には注意です。
逆にしてしまうと点灯しません。
片方の端子のハンダ付けが済んだところ。
残りの反対側の端子にもハンダ付け。
こうすると、失敗もしにくいですし正しい位置にLEDを固定する事ができます。
取付が済んだら、点灯試験。
この時出来ればハンダ付けした所ではなく、繋がっているパターンの先に給電して点灯試験をしておくとハンダ不良があった時に判明しやすいです。
9個全部のLEDの打ち換え完了。
反対側のスイッチユニットの、4個のLEDも打ち換えしました。
合計13個の 2012サイズ チップLEDを使いました。
基板をスイッチユニットに戻し、逆の手順で取付すれば完成です。
取外しする時に、破損させてしまったステアリング下にある、シルバーのV字パーツ。
取付する前に、ダメ元でプラリシートで補修してみました。
思いっきり吹き飛んでいた、水色の丸の所の突起も復元。
ツメの所も、単純に貼り合わせるだけでなく、補強シートのおかげで強度が出てイイ感じ。
取付の時に、特に突起部分は半分叩き込むような感じなので、また取れちゃうだろうな…
と思ったのですが、なんと大丈夫でした。
プラリシート、素晴らしい!
さて、問題の…(~_~;)
スイッチユニットのツメを左右とも破損させている件。
これはどうしようか悩んだんですが、両面テープで留めてみる作戦。
写真の通り、赤で囲った所に3センチ程度の両面テープを脱脂してから貼付け。
コレでスイッチユニットを戻してみたところ、一応がたつき無く固定出来ています。
夏場の暑さで剥がれたりするかもしれませんが、まずは良しとしました。
点灯確認。
もうね、長い間…1年近く?懸案になっていたこの部分の打ち換えが済んで、本当にスッキリ。
ムラも無く、きれいに光っています。
こちらもキレイ。
プロパイロットの所は、打ち換えしても青く光るはずなので放置が正解です。
やっっっっと、運転席から見える風景から、オレンジ色が消えました。
コストは大した事ないですけど、工数はとんでもなくかかってますね。
嫁は、やっぱり気づかないんだろうな…(*´ω`*)
最初に外した、エアバックやホーンのヒューズを戻すのを絶対に忘れないように!
長編にお付き合いいただき、ありがとうございました。
参考にされる方は、自己責任でお願いします。
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