LEDヘッドライト修理(ジェントスHW-999H)

その他


クルマいじりで必須な照明器具、LEDヘッドライト。
ジェントス ヘッドウォーズHW-999H。
色々なライトを使ってきましたが、結果ヘッドライトが一番便利です。

そんなライトが先日の作業中に調子悪くなり…
点灯したり、しなかったり。早速修理しました。

GENTOS HW-999Hです。



まずは症状を良く把握。
メインのヘッドライト部分は点いたり点かなかったりですが、電池ボックスの所に付いている赤LEDは問題なく点灯します。
メインのライトへの給電に問題がありそうです。



もう一つの問題は、光の範囲(フォーカスコントロール)を調整する、この部分。
向かって右はいっぱいまで調整できますが、向かって左は、内部で何かが引っ掛かっているらしく写真の所までしか調整できません。



早速分解してみます。
ライトの上下方向の調整を、少し強めに一番下にすると、こんな感じでネジが出現。



ネジを4本外して、裏蓋を開けたところ。
簡単にパカっと開きます。



見えているネジ2本を外したくなりますが、ガマンしてよく構造を観察。
基板と、その下にあるライトユニット(?)を手前に引っ張り出します。



基板とご対面。
電池ボックスからの配線は、赤(+)/白(ー)の2本です。
電池ボックスの端子との導通を確認したら、白(ー)配線が切れている事が分かりました。

↑確認に使ったのはこれ
今回の修理だけでなく、クルマいじりや、家庭内でのちょっとした修理や確認はこれで十分です。



ハンダごてで2本の配線のハンダを溶かして、配線を抜き取ったところ。
まだハンダが残っていますので…



ハンダ吸取線で、きれいにしたところ。
吸取線で上手く吸えない時は、新しいハンダを少し基板に追加すると上手く行きます。



基板から外れた配線です。
白配線、どこで切れているか分かるかな…
と、軽く引っ張ってみたら、簡単にスルスル抜けてきました。
導線だけでなく、被服も見事に切れていました。



切れているのはこの辺かな…と目星をつけます。
やはり、ヘッドライトの上下方向の調整で配線が回転方向に動くのが原因でネジれて切れたようです。



配線をバイパスするので、目星をつけたあたりで配線を切断しました。
白配線は、赤丸で囲ったものが切った配線のライト側から出てきて、ちょうど良い場所で切断できたようです。



バイパスするために、新しい配線を用意。
今回使った配線は、0.5sqの太さのダブルケーブルですが、太くて収納が難しかったのでもう少し細い0.3sqくらいが良さそうです。



ケーブルを元の配線と同じルートで通して、なんとなく形も同じように曲げておきました。



配線の被服を剥いて、導線を露出させます。

光の範囲(フォーカスコントロール)調整が端まで動かない問題は、青で囲った部分のLEDライトの周りにある、金属の筒状のパーツが緩んでレンズ側に出っ張っていたことが原因でした。
筒状のパーツ自体をくるくる回して締め付けしたところ、解決しました。



基板に差し込んで…
0.5sqの導線では通らなかったので、少し導線を少なく間引いています。
やはり0.3sq位が良さそうです。



極性(+/-)を良く確認してからハンダ付けして、



余分な部分を切り落とします。



基板とLEDライトユニットをもとに戻します。
配線が太くて収納が難しくギリギリでしたが、何とか入りました。



切断した配線の電池ボックス側は切ったままなので、内部の配線を露出させ、導線部分には少量のハンダを付けておきます(ハンダメッキ)



LEDライト側に取付したバイパス用の配線も同様に、ハンダメッキ。
6㎜の太さの収縮チューブを通してから



配線同士をハンダ付け。
双方の導線にハンダメッキをしておくと、とても簡単にできます。
極性(+/マイナス)を間違えないように!



絶縁のため、熱収縮チューブを被せて、



熱を加えて収縮させます。
ライターで軽く炙ってます。



これだけでは強度的に不安なので、ナシジテープで巻きました。



実は、バイパス用配線、こんなに長くしてみました。
25センチくらいの長さの配線を使っていて、こんな風に折り返して結束。
この方が、ヘッドライトの上下の向き調整を行った際の配線への負担を吸収できそう…かな?という思いからです。



無事に修理完了しました。
購入日を確認したら、2013/10/23でした。
約5年で断線したことになります。まだしばらくは使えそうです。

次に買い替えるならコレかな。
電池1本でシンプル、必要十分な気がします。


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