コーヒーメーカー温度ヒューズ交換修理~分解・診断編~

その他


 


毎日、自宅でコーヒーを淹れてくれていたコーヒーメーカーが故障しました。
DIYで安く簡単に修理し、復活した手順の詳細をご紹介します。

時々ドリップ途中で止まるなぁ…とは思っていましたが
調子が悪いので説明書通りのクエン酸清掃を行い、
水ですすぎ運転をした後のコーヒードリップで電源が入らなくなりました。
説明書はここ↓
https://www.thermos.jp/support/manual/product_file/file/ecf.pdf

今回修理した機種はサーモス製のECF-700ですが、
他の機種/他のメーカーの製品でも同様に修理可能と思います。
参考にされる方は、自己責任でお願いします。


 


故障して初めてわかる、コーヒーメーカーの大事さ。
コーヒーの無い朝は物足りないものです。。。
型番を確認するつもりで見た製品のラベルに、
なんと温度ヒューズの仕様が記載されていました。
電源が入らない故障で一番最初に疑うのは、温度ヒューズです。

温度ヒューズは2本あるようで、172°192°のようです。
製造は2014年、購入は2015年1月で、7年以上使用してきたものです。


 


早速分解していきます。
底面の鉄板にある5本のネジを外します。
トルクスネジが使われていて、T-10Hが適合でした。


 


底板が外れました。
縦に長い構造なので、奥が深い構造です。
最初は分解方法が分からず…無理矢理 手を突っ込んで強引に分解しましたが…
正しい手順(?)をご紹介。


 


まずはコンセントに繋がる電源コードがここに引っ掛けてあるので外しておきます。


 


次にここのネジ2本を外します。
ここは普通のプラスネジでした。


 


ネジが外れると、中の金具全体が外れて動くようになります。


 


このままでは回路にたどり着けないので…
奥深くに かろうじて見えているネジ5本を外します。
矢印の2カ所にもネジ2本が見えますが、ここは外さなくても大丈夫です。


 


分解後に撮影した、分かりやすいネジ位置はこちら。
このネジ、かなり深い位置に付いています。
普通のドライバーで外しましたが、斜めにしか当てられないしかなり苦労。
ネジを外す事は出来ても、取付は難しいだろうな…と。


 


そんなわけで、この作業のためだけにドライバーを追加購入。
VESSEL 細軸 200㎜ドライバー
VESSEL 細軸 250㎜ドライバー
300円ちょいですので、作業性を考えると必須です。


 


200㎜のドライバーでこんな感じ。
無いと大変ですよね…


 


5本のネジが外れたら、本体を横にして
左右に引っ張ります。


 


パカッと上下が分離して外れてきます。
この時、電源コードが本体内部に引き込まれて行きます。


 


本体の中身が全部出て来ました。
これで作業し放題です。


 


原因究明のために温度ヒューズを露出させていきます。
赤丸のネジ2本を外しますが…


 


裏側にナットが付いていますので、紛失に注意です。


 


長いネジが外れると、金具も外せます。
温度ヒューズは白いチューブの中にあるので、配線に沿ってスライドさせます。


 


半透明のストローのような絶縁チューブの中に温度ヒューズが見えてきます。
上に見えるのが、172°(SF-169H)
下に見えるのが、192°(SF-188H)でした。
温度ヒューズは異常過熱を防ぐための部品で、
設定温度を超えると「切れる」事で製品を保護します。


 


テスターでヒューズが切れていないか確認しました。
192°の温度ヒューズは導通ありで問題無し。


 


172°の温度ヒューズは、導通なし…切れていました。
ここの故障で間違いありません。
この温度ヒューズを交換していきます。

続きの交換作業はこちら

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