↑今回も動画作業は全て動画にまとめてあります。
チャンネル登録もよろしくお願いします。
スタッドレスへの履き替え、夏タイヤへの履き替え…
年に2回、コペンとセレナの作業で使っているフロアジャッキ。
先日の作業時に、何か垂れている…
リリースバルブ部分からのオイル漏れでした。
まだ微量ですし、ジャッキアップ、リリースして下げるの動作に問題ありませんが…
気づいてしまったからには気持ち悪いのでメンテナンスしてみます。
このジャッキ…調べてみると、2009年ころ購入しています。
…2025年時点で約16年経過。一度もメンテしていませんでした。
メルテックF-70で、現在は販売終了しているようです。
今購入するなら、同じメルテックのFA-24というローダウンジャッキが同等品と思います。
お値段、¥7,500くらいです。
今回のメンテナンスでは、
・ジャッキオイル交換
・各部Oリング(オーリング)交換
をやってみます。
分解するため、矢印の2か所のプラスチックピンを抜きました。
クルマの内張りのクリップ外しを使いました。
単純に引き抜くだけで抜けました。
真ん中に見えているのが、内張りはがし工具です。
先端が金属のものが使いやすかったです。
ワタクシが使っているのは、¥999の使いやすい内張りはがし5本セットです。
次に、矢印部分にあるリリースバルブを、ジャッキを下げるときよりも
もっともっと緩めると…リリースバルブ自体が外れます。
…オイルが飛び散りましたので、周囲に注意です。
この時、なぜか室内で作業していましたが、段ボールを敷いていて良かったです。
つーか、外でやれよ、って感じですね。
外れたリリースバルブは、こんなのでした。
バルブの奥には、円柱形の金属パーツ、さらに奥には金属の玉が入っていました。
意図せず飛び出して紛失しないように注意です。
矢印部分に、Oリングがありますので、交換しました。
単純に外して、新しいものを取り付けするだけですので難しくはありません。
適合サイズは↓です。
Oリングは、純正のものをメーカーから取り寄せる事もできるようですが、
今回はお手軽に写真のセットからサイズの合うものを使いました。
赤で囲った、6×3サイズがリリースバルブに合いました。
このOリングセット、18種類も入っていて¥698でした。
他の用途にも使用できそうでコスパも良いですね。
でもまぁ純正品ではない互換品ですので、自己責任で。
ジャッキハンドルの根本部分も外します。
ここは金属棒2本で固定されています。
赤丸の細い金属棒と、青丸の太い金属棒です。
それぞれ、スナップピンと割ピン(松葉ピン)で留められていました。
赤丸のスナップピンは、矢印方向に引き抜くだけ。
青丸の割ピン(松葉ピン)は、曲げられている部分を
真っすぐに伸ばしてから矢印方向に引き抜きました。
抜けた、スナップピン、割ピン(松葉ピン)はこんなのです。
赤矢印のスナップピンは抜き取るだけですが、
青矢印の割ピン(松葉ピン)は、曲げられていた先の部分を真っすぐにしてから引き抜きました。
スナップピン、割ピン(松葉ピン)のセットも販売されていますが、
適合確認していませんのでよくご確認ください。
青丸の、太い金属棒は抜けましたが、
赤丸の、細い金属棒は抜けません。
写真上側の金属パネルが当たってしまうので…
面倒ですが、金属パネル側を避けるために、
赤丸部分のナットを外し、青丸部分のナットを緩めて幅を広げて…
持ち運び用の黒い取っ手も、プラスチック製なので左右に広げれば簡単に外れました。
やっと金属棒が抜けました。
これで青丸で囲ったジャッキハンドルの根本部分も外れます。
中にある、ピストン部分も簡単に外れます。
上向きに引っ張れば、抜けます。
抜けたピストンはこんな形でした。
ピストンのOリングは矢印の部分にありました。
適合するOリングは、セットの中の
8×2サイズがピストンに合いました。
油圧シリンダーのオイル注入口のキャップネジも外しました。
この部分のOリングもボロボロでしたので、交換。
Oリングセットの中の
8×2サイズがオイル注入口のネジに合いました。
簡単に交換できました。
ジャッキオイルの交換は、リリースバルブを外した状態でこんな風に縦にして…
リリースバルブの穴からちょろちょろとオイルを抜きましたが…
本当は、オイル注入口から抜くのが正解のようです。
抜けたジャッキオイルはこんな色で…
思ったほどは汚れていないな、と言う印象。
量も100ml程度ですので、キッチンで使う食用油の吸い取り材1個使いました。
ジャッキオイルが抜けたら、リリースバルブを戻して…
オイル注入口から、新品のジャッキオイルを注入。
500円ちょっとで、オイル2回交換できる量が購入できます。
注入量は、約100mlでした。
オイル注入後。
注入口から見える、油面はこんな感じ。
シリンダーの外側から、約10mmくらいの所に油面が来ていれば良いようですが、
測りもせずそんなもんかな…って目分量で済ませてしまいました。
注入量が合っていれば大丈夫…だと思います。自己責任で。
オイル注入後は、ピストン内の空気を抜くために
リリースバルブを緩めた状態でジャッキハンドルを上下に何度か操作します。
さらにリリースバルブを締めて、ジャッキハンドルを上下に操作し、
ジャッキのサドルが正常に上昇するか確認します。
途中で止まったり、落ちてきたりしないか、正常動作か良く確認しました。
メンテナンス完了です。
メンテナンス後の最初のジャッキアップ時には特に、クルマの重量をきちんと支えているか、
上昇は正常か、途中で止まったりしないか、落ちてこないか、よく確認してください。
これでまたしばらくは使い続けることができそうです。
1000円ちょっとの費用でお手軽にできるメンテナンス、
自己責任でぜひ~!
でも新しいジャッキも欲しいよね…
コメント