2023年度蓄電池設備整備資格者 再講習試験問題(在宅受講者用)解答例 その2

その他

このページは
2023年度蓄電池設備整備資格者 再講習試験問題(在宅受講者用)自己採点答え合わせ その2です。
その1からの続きです。前の設問 問題1~問題5はこちらから


[6]次の記述で正しいものには〇を、誤っているものには×を、解答用紙に記入しなさい。
(1) 据置鉛蓄電池は、浮動充電方式又はトリクル充電方式で長期間使用したときは、劣化が進行し、容量も低下する。容量が定格容量の80%以下に低下すると、その後は加速度的に容量が減少する。


(2) 据置蓄電池の寿命を左右する主な要因は、充電電圧及び周囲温度である。


(3)制御弁式据置鉛蓄電池は、正極から発生する酸素ガスを負極活物質で反応・吸収させる方式であるが、長期間の使用では補水が必要となる。


(4)制御弁式据置鉛蓄電池は寿命期に近づくと内部抵抗の増加率が加速される傾向がある。


(5)ベント式据置蓄電池は、長期間の使用で、電池個々に充電状態のばらつきが生じ、均等充電でも是正しきれない電池は、自己放電量の増加とともに端子電圧及び電解液比重も上昇する。


(6)触媒栓式ベント式据置鉛蓄電池の点検を行ったところ、触媒栓の使用期間が5年を経過していたので、触媒栓の交換を管理者(所有者)に申し入れ、全数交換した。


(7)据置ニッケル・カドミウムアルカリ蓄電池は、電解液中の水酸化カリウムは直接起電反応に関与せず、充放電による電解液比重の変化は起こらない。


(8)ベント式据置鉛蓄電池は、使用年数とともに浮動充電時の充電電流が減少する。


(9)消防用設備の非常電源として使用されているMSE-200形制御弁式据置鉛蓄電池、54セル組電池の容量点検を行った。放電電流は120Aで、10分間放電したときの組電池電圧は91.8Vであった。この結果から、本組電池の容量は十分にあると判定した。


(10)蓄電池の劣化診断では、使用期間と取替えの目安年数R又は温度を考慮した取替えの目安年数R´とを比較し、使用期間がR又はR´以上の時は更新、R又はR´未満のときは、定期点検では二次劣化診断を行う。


(11)充電装置の制御方式は、大別するとサイリスタ方式とスイッチング方式があり、一般的にスイッチング方式の方が小形、軽量である。


(12)スイッチング方式充電装置では、IGBTなどの素子を使用して20k~200kHzでのパルス幅制御を行っているので、応答速度は低速である。


(13)サイリスタはゲート極をオープンにしたままアノードにプラス、カソードにマイナスの電圧を加えたのみでは、電流を通さないが、ゲート信号を与えると電流を通し、ゲート信号を除去すると電流を阻止する。


(14)正弦波電圧を印加して正弦波電流が流れる負荷を線形負荷といい、非正弦波電流が流れる負荷を非線形負荷という。非線形負荷の代表 的なものとしては整流器負荷がある。


(15)充電装置の制御装置は、半導体、コンデンサ等の小型部品を多数使用し、プリント基板に組み込まれており、装置全体の心臓部であるので、定期的な交換が必要である。


(16)充電装置・逆変換装置の構成部品については、一般的な推奨部品交換年数が示されているが、環境条件や使用条件によって、交換年数の短縮を考慮する必要はない。


(17)逆変換装置を点検した際、運転に異常はなかったが、主回路用電解コンデンサに外形のふくれと変色が認められたので交換した。


(18)充電装置の二次劣化診断で異常個所がAグループ部品(交換年数が比較的長く、作業が困難で、調達に長い時間と多額の費用を要するもの。)による場合は、装置の使用年数を調べ、15年以上であれば装置全体の更新が必要と判断し措置する。


(19)蓄電池設備の設置には保有距離が定められている。キュービクル式のもの前面操作面は0.6メートル以上、点検面は1メートル以上、換気面は0.2メートル以上である。


(20)充電装置の浮動充電電圧値が規格値より低く、蓄電池が適正に充電されていなかったので、浮動充電電圧を規格値に調整した。


問題6.(1)~(20)解答一覧


このページは
2023年度蓄電池設備整備資格者 再講習試験問題(在宅受講者用)自己採点答え合わせ その2です。
その1からの続きです。前の設問 問題1~問題5はこちらから



Amazonギフト券 チャージタイプは現金で残高追加するたび
ポイントが貯まる 通常会員は最大2.0% プライム会員は最大2.5%
※1回で5,000円以上を注文し、
「コンビニ・ATM・ネットバンキング払い」を選択して注文確定してください。

1回のチャージ金額通常会員プライム会員
90,000円~2.0%2.5%
40,000円~1.5%2.0%
20,000円~1.0%1.5%
5,000円~0.5%1.0%

#2023年度
#蓄電池設備整備資格者
#再講習試験問題
#解答例
#解答
#答え
#自己採点
#在宅受講者用
#過去問題
#過去問
#問題集
#一般社団法人電池工業会
#電池工業会

コメント

タイトルとURLをコピーしました