【C27】!警告 シャシー制御システム故障 発生と復旧方法

セレナ(C27)



エラー発生時の動画はこちら↑
今見ても、イヤな汗かいちゃいます。。。



電装に関係する、セレナいじりをした翌日…
そのイジリ結果を動画に撮ろうとセレナへ。

エンジンかかりません~
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

メーター内にあるディスプレイには、
!警告
シャシー制御
システム故障
取扱説明書を見てください

取扱説明書(84ページ)を参照すると…
『すみやかに⽇産販売会社で点検を受けてください。』
…ってエンジンかからなければ行けねーし!



更に
アイドリングストップ
アイドリングストップ
システム異常

こちらは取扱説明書(86ページ)
『システムの異常が考えられます。
 通常⾛⾏に⽀障はありませんが、
 ⽇産販売会社で点検を受けてください。』

点検受けに行きたいけど…
エンジンかからないと いけねーよー



メーターの右側では、アイドリングストップのインジケータが
ぺかぺか点滅中です。
点滅の様子は動画でどうぞ~



正直な感想を素直に言います。
メチャクチャ焦りました。。。
エンジンがかからなければ、ヨメも乗れない訳で…

しかも前日のセレナいじりがバレてますので…

万が一復旧できなくてディーラー修理になると…
自走できないので積車でディーラーへ。
そこから原因究明、修理と もの凄く費用が嵩みそう。
コ〇サレル!…と。。。
今夜中、いや、今すぐ復旧させなければ!

大きく深呼吸。
震える手で、原因究明開始です。
電装系トラブルでは、一番最初に親玉であるバッテリーをチェック。
セレナハイブリッドなので、バッテリーは2つ。
エンジンルーム手前(グリル側)のサブバッテリーは12.59Vで異常なし。



エンジンルーム奥側にある、メインバッテリーも確認。
12.25Vで問題なし。

クルマのバッテリーは、通称12Vと言われますよね。
でもエンジンがかかった状態では時に15V近い高電圧に。
少し劣化したバッテリーでは、11Vを切るくらいまで電圧が落ちます。
クルマにもよりますがエンジンがかかれば問題無いと思っています。

テスターとヘッドライトは必須ですね♪



クルマのバッテリーは問題なかったけど、エンジンはかからないまま。
こうなったら、前日のクルマいじり、電装系を触った部分を全て元に戻そう。
クルマから切り離して、原因が前日のクルマいじりだったか確認しました。

結果、前日の作業を元に戻しても、エンジンはかからないままでした(/_;)



前日の作業を戻しても、何か不具合があるのなら…
ヒューズが切れたか、または何か壊れたかのどちらかですよね。

恐る恐る、ヒューズをチェックしていきます。
C27セレナのヒューズボックスは、グローブボックス裏にあります。
ヒューズボックスへのアクセス方法はココにあります。



ヒューズの配列・内容は外したグローブボックスの裏に貼られています。
各種電源が集まっていますが…電源の種類は大きく分けて3種類です。


気になったので調べてみました!
せっかくなので表にしてみますが、間違えていても責任取りません。

【C27セレナヒューズ内容一覧】
【左列】



【右列】


リアデフォッガ(RR DEF)とミラーヒーター(HEATED MIRROR)の電源は連動しています。
リアデフォッガはおそらくエアコンパネルのスイッチでON、15分間のタイマー制御です。
イルミネーション(ILLUMINATION)は、ライトスイッチに連動してでON/OFFされる電源です。
左列でヒューズが差し込まれていない、空き端子にも電源供給されていました。

それ以外は、BAT・IG・AUTO ACCの3種類でした。


【バッテリー電源】(BAT)
バッテリーから直接配線されている電源配線。
途中にスイッチなどが入っていないので、いつでも電源が確保できる反面
いつでも電流が流れてしまうので、使い方によってはバッテリー上がりの心配がある。

【オートACC電源】(AUTO ACC)
C27セレナと、T32エクストレイルから採用(?)された不思議な電源。
エンジンスイッチがONの時だけでなく、ドアアンロックした時や
エンジンをOFFした後にタイマーでON/OFFされる電源配線。

【イグニッション電源】(IG)
エンジンスイッチがONの時だけ電源供給される電源配線。
オートACCよりも分かりやすく、一般的なACC(アクセサリ)電源と同じ扱いと思ってよい。

上記を理解した上で、エンジンスイッチや各機器のスイッチを操作しながら
ヒューズへの電源供給を確認しました。



電源を理解するうえで、一番難しいのはオートACCだと思います。
取扱説明書の235ページに記載がありますのでご確認ください。



ヒューズのチェックは、ヒューズボックスで行います。
そのヒューズに電源が供給されている状態で、写真につけた四角部分2か所、
ココでヒューズの1次側(車側)/2次側(電源を使用する機器側)それぞれの端子が露出しています。
検電器の先を当てて電気が来ているか確認していきます。

通常(ヒューズが切れていなければ)は左右2か所(1次側/2次側)両方に電気が来ているので
検電器は光る&ブザーが鳴ります。
ヒューズが切れている場合は、左右のどちらかは電気が来ているが
もう片方は電気が来ていないので検電器が光らない、ブザーも鳴りません。



問題なく電気が来ている(電圧がかかっている)場合は、
こんな感じで検電器が光ってブザーが鳴ります。
こんな感じでどんどん調べていきます。



すると、この部分だけ検電器が光らない&ブザーが鳴りません。
同じヒューズの左側は、電圧がかかっている事が確認できたので…
おそらくヒューズ切れだな、と判断。



このヒューズは、ELEC PARTS(IG POWER-3)【10A】でした。

C27セレナで、シャシー制御システム故障 が発生したら、最初に
ELEC PARTS(IG POWER-3)【10A】ヒューズを確認しましょう!



ヒューズをいつものラジオペンチで抜いて…



かろうじて買ってあった、エーモンの低背ヒューズに交換。
買ってあって良かった~
トラブル時には買いに行くのも難しいですから…
普段から備えましょう。

ちなみに、ヒューズを交換した事で、何事も無かったかのように
フツーにエンジンがかかるようになりました。



抜いてきた、切れていると思われるヒューズです。
何か抜き差しした跡が多いような…
でも、ぱっと見切れているようには見えません。



ちょっと光にかざしてみると…
切れてますね。



切れていない新しいヒューズはこんな感じで繋がっています。

今回ヒューズが切れた原因は、結局分からず仕舞いです。
でも、推測では…
①前日の作業途中で意図せず配線のショートによりヒューズ切れ
②作業途中の差し替えの時に、間違えて切れたヒューズを差し込んだ

作業後に色々考えてみましたが…
②の可能性の方が高いような気がします。
なので…切れたヒューズは、すぐに捨てましょう!

作業は全て自己責任でお願いします。


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました