【C27】テールランプから車内への通線方法

セレナ(C27)


テールランプの全灯化と、純正点灯を簡単に切り替える方法を実施するにあたり必要となった、
テールランプから室内への通線方法です。
ホントに一部の方にしか必要のない手順ですが、自分用備忘録として記録しておきます。



テールランプを外したところです。
テールランプの外し方はコチラ

テールランプの配線が緑丸の所のパッキンから室内に引き込まれています。
ここから、必要な追加配線を通します。
黒くて丸いゴムパッキンをつまんで手前に外してみます。



こんな感じ。
ゴムパッキンなので柔らかく、ぐにゃっと外れます。
中には、イマドキのクルマっぽい細い配線が通っているのが見えます。
これなら、追加配線も通りそうなので作業を進めてみます。



ゴムパッキンの外側に出ている配線は、保護チューブに通っている上にビニールテープでまとめられています。
良~く見て、ビニールテープを剥がしていきます。
赤で囲った所が一番外側のビニールテープのようですので、剥がしてみます。

※ビニールテープは防水を兼ねていますので、もともとの状態を良く観察して写真に撮っておくのが良いでしょう。



剥がしてみたら、保護チューブをまとめているだけだったようです。
更に、赤で囲った所のビニールテープも剥がしてみます。



ゴムパッキンと、保護チューブが分離できました。
配線部分に少しビニールテープが残ったまま千切れてしまいました。
この部分のビニールテープは、ゴムパッキンを上の方に移動させないと上手く剥がれませんでした。



追加配線を保護チューブから通していきます。
テールランプに近い方の保護チューブは通す必要性を感じなかったので、途中からです。
同様に、ゴムパッキンの下側の穴から、パッキンの中を通しました。

今回使用した、0.5sqの太さのダブルケーブルは難なく通りました。
0.2sqの太さの方が細くて通しやすいですが、ギボシ端子の取付などを考えると0.5sqくらいの方が使いやすいと思います。



ゴムパッキンを通した配線は、矢印の所…
ゴムパッキンを外した穴から車内に入れ込みます。



テールランプの前方、室内の内装を少しズラして上から覗き込むと、こんな感じです。
この部分の内装…C/Dピラー取外し方法はコチラ

写真は右(運転席側)テールランプの室内です。
緑の矢印が、今回の配線です。
赤で囲った部分に、3列目のシートベルト巻取りリールがあります。
この部分に追加配線が巻き込まれたり、触れたりしないように他の配線などに結束しておきました。



上の写真の通りに配線を通すと、このジャッキ収納スペースから簡単に配線が出てきます。
助手席側にはジャッキ収納スペースはありませんが、内装の下側から配線を出せます。
助手席側の配線もこのジャッキ収納スまで通して来て、スイッチに接続しました。

詳細は電源ケーブルの通線編に書いてみます。



追加配線が室内に通ったら、ゴムパッキンを元に戻していきます。
防水のために巻くテープですので、確実に行いました。

最初に、ゴムパッキンを上…室内側にずらします。
写真のように、パッキンの穴の中に入れてしまうと簡単でした。

赤で囲った辺りからビニールテープを巻き始めます。
最初は、配線のみから巻き始めて…緑矢印方向に配線保護チューブも含めて巻きます。



保護チューブまでビニールテープを巻いたら、ずらしておいたゴムパッキンを元の位置に戻します。
今度は逆方向…緑矢印方向にテープを巻き、ゴムパッキンも含めて巻きます。



配線→保護チューブ→ゴムパッキンの順にビニールテープを重ねて巻くことで、確実に防水しておきます。



まとめてあった保護チューブも、元通りにテープでまとめて…



製作した全灯化ケーブルを取付。
配線を追加した事で、簡単に全灯化と純正点灯を切り替えられるようになりました。



テールランプを取付して、元通りに。
テールランプから室内への通線完了です。

ちなみに、車外から車内へ配線などを引き込み際の鉄則ですが…
『車外側の配線が下向きになるように』します。
雨水が、配線を伝って室内に入らないために、絶対これを守りましょう。
ビニールテープやゴムパッキンで防水できる場合でも、車外側は下向きに!


セレナ以外の車種でも、カプラーオンで取付できる全灯化キットが発売されています

今回の作業で必要だった、フロントからリア、左右テールランプ間の通線方法はコチラ

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