C27セレナに乗っていて思うこと。
なぜ毎回プロパイロットボタンを押して、支援モードをONにしなければならないのか…?
何度、SETボタンを押してプロパイロットを開始しようと思ったのに、空振りした事か。
なので、アイストキャンセラーやオートブレーキホールドの時みたいに、自動で押してもらおう!と。
動作状況の動画は、一番下に貼ってあります。
いつもの、スイッチ押し太朗を使えば簡単♪
構想は数秒でしたが、これがなかなか大変でした。。。
最初はプロパイロットのステアリングスイッチ配線が分からず…
配線が判明しても、接続した瞬間に、セレナ側でシステム異常を検知してしまう。。。
リレーを使って回路をセレナ側と切り離してみたものの、スイッチ押し太朗がスイッチを押し続ける時間が長すぎて…
1.5秒以上の長押しでプロパイロットじゃなくて普通のクルーズコントロールがONになってしまう。
解決までに、なんと3作業日!
期間でいうと、3週間くらいかかっています。
解決できたのは、オートパーツ工房に問い合わせして、スイッチ押下継続時間を短く調整して頂いたから。
調整の料金は、なんと無料でした。
注文時に、1.0秒間の押下継続時間でお願いするだけで、↑の写真の製品が到着。
いつもありがとうございます♪
赤丸で囲んだところに青い点が付けられていて、特別バージョンである事がわかります。
ちなみに、普通にスイッチ押し太朗をセレナに繋ぐと、上記のような表示が。。。
とっても嫌な汗をかく結果となります。
まぁ、38℃の炎天下で作業してますので、もともと汗だくですけど(笑)
セレナと、スイッチ押し太朗を物理的に切り離す方法として、途中にリレーを入れました。
スイッチ押し太朗は、任意の配線をエンジン始動後の指定時間経過後に、アースに繋ぐ(マイナスコントロール)
又はクルマの電源+12Vにつなぐ(プラスコントロール)事でスイッチを押したと同じ動きをさせます。
今回のプロパイロットボタンは、マイナスコントロールを使います。
本来は、スイッチ押し太朗だけで実現できると思っていたんですが、セレナが過敏で(笑)
スイッチ押し太朗が動作した時にリレーを動かして、プロパイロットの配線をアースに繋いでいます。
エーモン製のコンパクトリレー【1586】
同じく整流ダイオード【1555】を使い、簡単に実現できます。
tacomaは、このリレーを使って作りました。
回路的には、↑に貼った図と全く同じです。
安いし…確か\80円?…コンパクトなところが良いです。
こんな感じで逆起電力対策のダイオードをつけて…
配線を取り付けするだけです。
こんな感じでまとめて…
矢崎のナシジテープで巻き巻き
更にハーネステープで巻き巻き。
スイッチ押し太朗本体も、配線と一緒にハーネステープで巻いておきました。
取付です。
夏場の、車内での作業は本当に熱中症になりそうな暑さですね。
連絡用のスマホや、水分補給用の飲み物は必ず準備して行いましょう。
まずはステアリングコラムカバーを外します。
外し方はこちら
また、ステアリング下のカバーも外しておきます。
外し方はこちら
目的の配線は、赤丸のところのコネクタにあります。
上下に二つのコネクタが並んでいますが、その上側の白いコネクタです。
向かって奥側にコネクタを外すボタンがありますので、押しながらエンジンルーム方向に引き抜きます。
下側の、黄色いコネクタはエアバック用のコネクタですので触らないように。
抜いたコネクタを、配線側から見たところ。
灰色の配線が、目的のプロパイロットの配線です。
この配線をアースに繋ぐと、プロパイロットボタンを押したのと同じ動きをします。
配線は被服がついていますので、はさみでチョキチョキして配線を露出させます。
配線を露出させたところ。
もう一度、配線の位置を確認。
薄い灰色の配線です。
…書くのは簡単ですけど、整備書を持たずにここを特定するのは大変でした。
エレクトロタップで分岐させました。
この時、まだ作業が上手く行くか見えていなかったのでギボシ端子を付けましたが、結果が分かっているのなら、直接キットと接続しても良いと思います。
分岐させた所はテンションがかからないように、ハーネステープで巻き巻き。
やっぱりこのハーネステープいいですね。
見た目も良いし、安心感があります。
コネクタは元に戻してしまいます。
カチッとしっかり挿入します。
プロパイロット配線を、キットに繋ぎました。
何の配線か、あとで自分で分かるように(笑)
マーキングタイで表示を付けてあります。
配線の取り回しは、こんな感じです。
運転席の右側から、ACC電源とアースを取っていますので、緑の線のように配線を取りまわして黄色の結束バンドで留めています。
こんな感じ。
ステアリングの上下、奥/手前の調整時に、配線も一緒に動きますので どのポジションでも引っ張られたりしないか確認しました。
ACC電源は、運転席右側にあるこの茶色いコネクタからエレクトロタップで分岐させ、外れないように黄色の結束バンドで結束しました。
アース(GND)は、写真の通りクワ型端子を取付してアースに繋がっているネジに共締めしました。
アクセサリ配線は茶色のコネクタの、水色配線です。
赤丸のところでACC電源配線を分岐。
水色丸のところで、アース(GND)配線をネジに共締めしています。
共締め部分のアップ。
これで、内装を元に戻せば…
エンジンをかけて15秒後に自動的にプロパイロットボタンが押されて支援モードとなります。
動作は↓動画の通りです。
↑動作状況の動画です。
たったこれだけのために…かなりの労力と時間を浪費しました(^^ゞ
でも、いつでも自動で押してくれるのはやっぱり便利です。
参考にして頂く方は、すべて自己責任でお願いします。
コメント
失礼します。
私もプロパイロットのスイッチが自動で入ったらいいなと思っていたところ、こちらのページを読ませていただきました。
よければ、質問させてください。
電気には詳しくないのですが、スイッチ押し太郎やリレーの役割については、理解出来ました。
整流ダイオードの働きは知っていますが、なぜ取り付けが必要かや向きが知識不足のため分かりません。
ご迷惑でなければ、教えていただけませんか。
よろしくお願いします。
小生も電気には詳しくないので、良く分かっていません。
リレーのコイルに並列でダイオードを入れる理由は、「逆起電力の対策」です。
リレーは、コイルに電流を流すことで電磁石にして、スイッチを引き寄せてONします。
逆に電流を止めると、スイッチが切れて遠ざかっていきます。
この時に、コイルに逆方向の電流が発生して流れてしまいます。
この不要な電流を消すために付けるダイオードだそうです。
「逆起電力 ダイオード」などで検索して頂ければ、詳しい記事が出て来ますのでご参照ください。
ダイオードの必要性について、理解出来ました。
お手数をお掛けしました。
ありがとうございました。
希望通りの機能を、思い通りに追加出来た時の達成感はたまらないですよね。
自己責任で楽しんでDIYしてください。
コメントありがとうございました。