【C27】セレナ パワースライドドアの動作警告音を小さくする

セレナ(C26)


セレナのパワースライドドアの”ピッピッピッピッ…”と言う操作音、
動作時のゴロゴロゴロゴロ…だけでもうるさいのに
”ピッピッピッピッ…”と相まって近所迷惑かな…と思うように。

子ども達は、そんな事気にせずに何度も何度も開けたり閉めたり…
ブザー音がもう少し小さくならないかと思い、やってみます。

事前に先人の知恵を借りようと思いましたが、
C27セレナ/C26セレナでの作業例は見つけられませんでした。

作業にかかる時間は、左右両方のスライドドアで約1時間半くらいかな
材料費もほぼタダですので、お手軽でおススメできます。
自己責任で是非♪


ボリュームを後付けすることにより、動作警告音(ブザー音)を
OFF~最大音量まで無段階調整する方法も掲載しました。
こちら↓にありますのでご参考まで!
C27セレナ スライドドア動作警告音(ブザー音)をボリュームで無段階調整



全ての作業を動画にしてあります↑
音がどれくらい小さくなったかも、こちらで確認してください♪



最初に忘れてはいけない!
スライドドアのメインスイッチをOFFにしておきます。



いきなり、助手席側スライドドアの内張りを外した状態です。
スライドドアの内張り取外し方法はこちら
運転席側と助手席側は、左右対称ですので、どちらも同じ手順で作業可能です。

スライドドアの警告音を発生させている、ブザー本体はスライドドアの左下辺り、緑で囲った所です。
ドアが閉まった状態で後輪のすぐ前辺りにあります。



スライドドアの内張りを外す時は、2列目のシートを思いっきり後ろに。
これから取外しする、スライドドアユニット?の作業時には2列目シートを思いっきり前にして行いました。
まだ2列目にチャイルドシートが鎮座している我が家は、これだけで大騒ぎ。。。



スライドドアユニット?はこんなモノです。
最初に、ネジを3本外します。
普通のドライバーで、それほど苦労せずに外せました。

ネジには、大きめの平ワッシャーが付いています。
これも紛失に注意です。



ネジが外れると、黒いカバーが外れるのですが…
外し方が分からない状態だとちょっと難しかったです。

カバーは、丸で囲った2か所で、ワイヤーに はめ込まれています。
黒いカバー側を押さえて、ワイヤーを押し出すような感じにすると簡単に外せます。



カバーが外れると、ワイヤーとワイヤー巻取り用のリールが出てきます。
リールの真ん中に、金属製のベアリングがありますので、引き抜いて外しておきます。



ベアリングは特に固定されていない感じで、スルリと抜けてきます。

場合によっては、カバー側にベアリングが残る事もあるかと思います。
どちらにしてもベアリングを紛失しないように注意です。



外れたカバーの裏側はこんな感じ。
赤丸の2か所で、ワイヤーに ハマっていました。

抜き取ったベアリングは、緑丸のようにカバー側に入れておきます。



ワイヤーリールを取り外しします。
リールの左右を持って、手前に引っ張れば外れてきます。

…が、このリールを外したら、ワイヤーがリールから外れないように!
リール自体を動かさないように!
リールが回転したり落下したりしないように!本当に注意してください。
次の写真↓の通り、すぐに養生テープを巻いてしまうのが、もの凄くおススメです。

ワイヤーはスライドドアの開閉に伴い伸縮するので、作業中は絶対にスライドドアを動かさない事!



この記事や、動画撮影時にはワイヤーリールをそのままの状態で触らないように注意して作業を行いましたが…
作業途中でリールが落下し、巻かれていたワイヤーがリールから脱落。。。
戻すのにカナリ苦労すると共に、嫌な汗をイッパイ書くことになりました。

↑この写真のように、養生テープでリール自体をワイヤーと共に巻いてしまうと楽ちん&安心でした。
これから作業される方は、絶対コレやりましょう。




スライドドアユニットの右下に、コネクタが3つありますので、外します。
灰色・黒・白で色分けされていますが、コネクタ形状がどれも違うので間違えて差し込むことは無いでしょう。




コネクタが外れたところ。
コネクタの向こう側にロック解除ボタンがあるので、押しながら下方向に引き抜きます。
それほど固くなく、苦労せず抜けると思います。



コネクタのロック解除ボタンはこんな感じです。
シッカリ押し込んだままで引き抜きます。



スライドドアユニット自体を外します。
緑の所に10㎜のナットが3個ありますので、外します。

ワイヤーリールがそのままの状態で…
超危険ですので、是非養生テープ巻きましょうね…



ナットが外れると、手前に引っ張れば簡単にスライドドアユニットが外れます。
緑丸の所が、ナットで固定されていました。



ユニットの裏面はこんな風になっています。
AISINと言うメーカーの製品みたいですね。

ココからは、ユニットを お家に持ち帰って室内で作業した方が良さそうです。
緑で囲った4か所でユニットのフタが固定されています。



ユニットのフタは、こんなツメで止まっています。
柔らかいツメなので、手で簡単に外せます。



ユニットのフタが開いたところ。
基板が見えてきます。
一応 基板を静電気で壊さないように、電気製品の金属製筐体に触れるなどしながら、自分の体に溜まった静電気を抜きながら作業しました。
帯電防止ストラップを付けたり、静電気防止手袋をするのも良いかもしれません。

赤丸の所にネジが3本ありますので外します。



基板をユニットから外していきます。
基板は、裏側のコネクタと赤四角の所で接続されています。
赤●の辺りを指で持ち上げるような感じでまっすぐ手前に外します。

大きな基板と共に、緑で囲った所の小さな基板も外れてきます。



基板を外して、裏返すような感じにしたところ。
基板を外す際に引き抜くコネクタは、赤囲いのものです。

更に、緑丸の所で配線が接続されています。
矢印の所にロック解除ボタンがありますので、押しながら引き抜きます。



コネクタが外れました。
これで、基板がユニットから分離できました。



音を出しているのは、赤丸の所の部品…ブザーです。
真ん中の穴から、音が出てきますので、この穴を塞ぎます。



何を貼り付けて塞ぐか迷いましたが…
ビニールテープだと、薄くて遮音効果が薄そう。
アルミテープを使うと、万が一剥がれた際に基板のショートが心配。

迷った末に、手元の両面テープを小さく切って貼り付け

貼付けするテープは、両面である必要は無いのですが、スポンジ状の構造が消音に効果があるかな?
とも思えたので採用。
貼付けする時に、ブザーの穴全部を塞いでしまうと音が小さくなり過ぎる事があるようなので
緑丸の所のように、”ほんのちょっとだけ穴の開口部を残して” 塞ぎました。
あとは、逆の手順で組み上げ・取付して完了です。

消音効果は、動画で音を聞いて頂ければと思います。
ブザー音を小さくする、と言う目的のためには意外と面倒な手順ですが、
作業時間は片側30分ちょっとと思います。
材料費もほぼゼロで安く済みますので、自己責任で是非やってみてください。

C26セレナも同じ構造じゃないのかなー
ワタクシがC26に乗っていた時は、スライドドアの内張り外していないので…
分からなくて残念ですが、同じように出来ないか どなたか挑戦してみませんか?

…家族は、変化に誰も気づきませんが(-_-)まぁ自己満足でイイんです!


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